結婚して同居
結婚・同居というのは今の時代、相当少なくなってきている。
なぜなら、親の世代も、同居によって嫁姑問題が勃発、家庭内の人間関係に悩み、ストレスを抱え、、、という人生を送ってきているからである。
二世帯住宅、敷地内同居などであれば、同居といっても人間関係のストレスはずいぶんと軽減されるが、親の世代でそこまでの余裕も価値観もなかったはずである。
もっとも、二世帯住宅は二世帯住宅でそれなりに人間関係・親子関係の問題を回避する工夫は必要であるが・・・。
今の時代、親と同居する最大の目的は、親が年老いたときのケアをすることにある。
人生という荒波を生き抜いてきた老親を、人生の最期の瞬間までケアし、見送る。
親は自分たちのルーツであり、人生最大の恩人である。
その親に恩返しをするのは人間として当然のことであり、ここを蔑ろにするのは人として程度が低いといわざるを得ない。
が、、、
実際は、同居してみてやはり、人間とはいかに自分勝手な考えをしてしまう生き物なのかと、親自身が身を持って体験している。
それは、同居する親に対する意見でもあり、自分たちに対する感想でもある。
みんな、わが身がかわいい。
これは人間関係を考えるとき、心理状態の偽らざる心境であり、それが現在の個人満足優先の価値観を生み出しているといっても良いのかもしれない。
そして、そのことを分かっているからこそ、今の老親は、自分たちが動けるうちは同居ではなく別居してお互いの人生をお互いの価値観で楽しく過ごしましょうという選択をするのである。
今の時代に同居が少なくなっている背景には、そういった事情もあるのではないだろうか。
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